NPO法人読書普及協会活動に参加したのが2003年11月。そこから始まった「本の力」という本の紹介イベント。
しかし、佐伯の本の紹介は下手クソでした。
参加した人が寝てるか下向いて携帯をいじっているという有り様でした。
色々な話し方の本を読んで練習しました。
しかし、話はいっこうに面白くならない。
それでも佐伯は「本の面白さを伝えたかった」
その必死の思いが、「三色ボールペンで線を引く本の読み方」という技にたどり着きました。
赤と青のボールペンでその本の要点に線を引く、緑で、自分が面白いとか、ちょっと気になるとか、なんかピンとくる箇所に線を引く。一見面倒に見えるこの技。しかし、佐伯はこれにはまった。この客観的な部分(赤と青)と主観的な感想(緑)の両方のネタをノートにマッピングしました。
赤と青で本のポイントをコンパクトに伝え、緑の線引き部分からは、佐伯ならではの本の解釈が広がるのでした。
そして、そのスタイルは、佐伯のスタイルとなり、独特な本の紹介イベントになっていきました。
それからは、面白いようにウケたのでした。
その後はノリに乗って、NHKのテレビやラジオに出演するまでに至ります。
まさに佐伯の人生を変えたのがこの「三色ボールペンで本に線を引きながら読む」技でした。
その結果、
その本が大量に残りました。
自分自身では「線引き書き込み本」だからこのまま死蔵させるしかないかなと思っていました。
しかし、「本の力」に参加された方々からは、「その佐伯さんが線引きした本が欲しい!売ってください!」
と何度も言われました。
数年間悩みました。「私の中で線引き本は評価ゼロ」という固定概念がずっとありました。
しかし世の中は変わっていました。
線引き書き込み本に価値を見出す人たちが現れたのです。
「しるし書店」という人気ショップまで現れています。
私の中で、コペルニクス的大転換が起こりました。
もうこだわる必要はないのかもしれない。
そう思って「線引き書き込み本」を開放することにしました。
ということで、ここは「線引き書き込み本がある古本の販売サイトです」
しかも、
『店主佐伯が読んで線引き書き込みをした』本限定です。
私、有名人じゃありません。(笑)
ただの普通の古本屋のオヤジです。
そんな、
佐伯が読んで、感動した本、うなった本、勇気をもらった本、生き方が変わった本、
人生の転機に偶然出会って大逆転劇のきっかけになった本たちです。
そして、その他に佐伯が読んで「泣いた本」「笑った本」「唸った本」を別のカテゴリで並べました。
40年以上読み続けた佐伯の読書ライブラリーとも言えます。
読んで面白い! が佐伯の読書の基本です。
読書が嫌いな人や苦手な人が読んでも、ついつい引き込まれてしまう本ばかりです。
ぜひ読んでみてください。
以上です。
ご理解いただける方、どうぞお楽しみくださいませ。