本日は、お日柄もよく

読み出したら止まらない！ ノンストップスピーチライターの物語！ とにかく面白い！ 世の中にこんな職業があったのか！ エネルギーをもらえます。 感動必須です！ 本の状態 とろろどころ、線引き書き込みあり。 小さい付箋貼り多数あり。

アルキメデスは手を汚さない

アルキメデスは手を汚さない。 小峰元・著。 講談社文庫。 『「アルキメデス」と言う不可解な言葉だけを残して、女子高生、美雪は絶命。さらにクラスメイトが教室で毒殺未遂に倒れ行方不明者も出て、学内は創騒然！ 大人たちも巻き込んだミステリアスな事件の真相は? 70年代の学園生舞台に若者の友情と反抗描く伝説の青春ミステリー。 江戸川乱歩賞受賞作。』 以上。本のカバーの裏表紙の説明文より引用しました。 文句なしに面白いミステリー小説です。 30年以上も前に読んだ小説なので内容を思い出せません。しかし、ものすごく面白かったことだけは覚えています。 福島の本好き「たまちゃん」が絶賛していました。（たまちゃんを知らない方すみません） 本の状態・・・帯なし。カバーと本体は良好。

フォーティーン

フォーティーン。石田衣良。新潮文庫。 『東京湾に浮かぶ月嶋。僕らは今日も自転車で、風よりも早くこの街を駆け抜ける。ナオト、ダイ、ジュン、テツロー、中学2年の同級生4人組。それぞれ悩みはあるけれど、一緒ならどこまでも行ける、もしかしたら空だって飛べるかもしれないーーー。 友情、恋、性、暴力、病気、死。出会った全てを精一杯に受け止めて成長していく14歳の少年たちを描いた総会青春ストーリー。直木賞受賞作。』以上本のカバーの裏側の説明文より引用しました。 私は小説家と言う人の想像力と言うものをつくづくすごいなぁと思ったのがこの小説でした。石平さんは少なくともこの小説を書いたときに立派な大人になっていたはずです。そのいい大人が14歳の感性をここまで表現できることがすごいことだと感じました。理屈ではなく14歳と言う感覚、感受性、傷つきやすい心、そんなものを読み手のこちら側に肌に体にピリピリと感じさせてくれる素晴らしい疑似体験空間でした。大人になってこの小説を読めたことにとても感謝しています。なぜならば自分の14歳という人生で一番敏感な時期、思春期と言う時期を思い出させてくれた。懐かしくて哀しくて愛しい感情を思い出させてくれたからです。 ぜひいい大人の方にこの本を読んで自分の青春時代を再現させていただきたいと思います。そのことにより今の現実が少し変わるかもしれません。 本の状態。普通。帯なし。

地下鉄に乗って

地下鉄に乗って。 浅田次郎、講談社文庫。 泣けます。そして人に生まれて良かったと思えます。 浅田次郎節炸裂！ 今では大家と呼ばれる小説家になった浅田次郎さんの初期の長編小説です。 お涙頂戴小説の第一人者というと浅田さん本人は嫌がっていらっしゃるようですが、やはりうるっとさせる小説を描かせたら浅田さんの右に出るものはいません。 この本を読んで一番最初に私の中で湧き起こった事、それは親に対する感謝の気持ちでしてた。 ちょっと照れくさい紹介の仕方ですが本音です。 連作短編ですので、長編が苦手という方でも読めると思います。一つ読めたら、いつの間にか最後まで読めちゃった、となる可能性大。

パパは牛乳屋

書き直し中。パパは牛乳や。引兼憲史・著。 パプワニューギニアとパパは牛乳屋はとても似ている。恋は一途と小岩井チーズも似ている。なんて事は無いこの本はダジャレの本です。オヤジダジャレギャグの連発です。 人気漫画家引兼憲史さんのまさかの傑作ダジャレ集です。 今から7年ぐらい前でしょうか、私はこの本を新宿の紀伊国屋書店で見つけました。もしかしたら見つけたのはその時のいっしょにいたKさんだったかもしれません。 とにかくページをめくったその時からこの本を閉じることができなくなりました。類似語？とても言うのでしょうか？ 似たような発音で全く意味が異なる文章を比較する。例えば、パパは牛乳屋とパプアニューギニア。 発音的は似てますでしょう。 そんな言葉が羅列されている本でした。 なぜかこれに二人してハマり、あの厳粛な書店の中で2人でクスクスクスクス何度も笑ってしまいました。そのうち周りの迷惑そうな雰囲気に耐えきれなくなり、こりぁ〜まずいと思い、やむなく本を買って店を出たのを覚えています。 その後、二人で電車に乗りまたこの本を開く。クスクスクスクス笑いだす二人。それぞれが、この本の中で気に入ったところを開き、相手に教えっこしだす始末。 電車内の人が怪訝な顔をしているのはわかっていたのですがどうしても笑いが止まらない。でも、いいかげん車内の空気が悪くなったのを察した私はこの本を閉じました。 そして他の本を読み出しました。しかし ｋさんは終わらなかった。その後も引き続きこの本を開き笑いながらその箇所を私に指し示すのです。 正直私は知らない人のフリをしたかった。 その後も、Ｋさんの、「ここ面白いでしょ」動作をうまくかわしながら最寄り駅に着いたのでした。いやーまいったまいった。 それぐらい腹がよじれる面白い本です。

ジャンプ

ジャンプ。 佐藤正午。 光文社文庫。 数年前この本を初めて読んだときの驚きは今でも覚えています。面白いとにかく面白い。 その夜、主人公はショーウィンドウのスニーカーに惚れてしまった。衝動買いだ。この時お金が足りなくてそばにいた彼女にお金を借りた。それで彼女はタクシーで帰るお金がなくなった。仕方なくバスで帰ることにする。 そこで運命の歯車が狂い出す。 彼女が乗ったバスに偶然元彼が乗っていた。 そして・・・。もしもその時にそのバスに乗っていなければ彼女が失踪する事はなかった。 ネタバレになるのでこの辺でやめさせていただきますが、とにかく読み出したら止まらないノンストップエンターテイメント小説です。ただこの本をすすめた人の感想が面白かった。男性にすすめたらみんな面白かった楽しかったすげえと言う答えでした。しかし女性にすすめたときの返事の半分以上が、「この男サイテー」というものでした。 ですので、もしかしたら男子限定のおすすめかもしれません（笑） ミステリーと恋愛を掛け算したような小説です。一応ジャンル的に言うと失踪小説と言うことになるようです。 本の状態・・・カバーの角々に痛みあり。帯なし。紙質にやや変化あり。

読み聞かせる戦争 新装版

今この時期に1番読んでいただきたい一冊です。戦後70年、薄れていく記憶。後世に伝えなければいけないことがたくさん書かれています。 この一冊が、体験を超えた実感を永久に遺す。 「きけわだつみのこえ」「神聖喜劇」「はだしのゲン」「夏の花」など今こそ貴重な日本人の「財産」27作品を収録。CD付きです。

ようこそ地球さん

中学三年までほとんど本を読まなかった佐伯が、高校1年になり本を読み始めた。その時に本の面白さ小説の面白さを教えてくれたのが星新一と赤川次郎だった。星新一は誰が読んでも面白い。子供が読んでも面白い。大人が読んでも面白い。ショートショートだからすぐに読めてしまう。でも物語の向こう側にある意味は深い。ぜひ読んでみて下さい 本の状態は特に目立つような汚れはありません帯はついていません。線引き書き込みありません。平成25年85刷発行。

大きな音が聞こえるか

退屈な毎日を送っていた高校生が、あるときから、冒険に向かっていくことになる。読み出したら止まらない、怒涛の青春小説。 本の分厚さに驚くかもしれない。でも大丈夫。すぐに読み進んでいって、途中から終わってしまうのが惜しいくらい面白くなるから。 坂木司・著 角川文庫。

story seller ストーリーセラー

この本面白いから！ 小説が苦手な方是非読んでみてください。 「面白い話、売ります。 読み応えは長編並み、読みやすさは短編並み。」 これ本の表紙のコピーですが、まさにこの通り。 長編並みの面白さで、一気に読めちゃうから短編並みにす～～っと読めちゃう。 ぜひ！

十角館の殺人

この本をすすめて喜ばれたのが10人以上。読んだその人がまたほかの人に進めていました。 ミステリ苦手という方、ぜひ食わず嫌いにならないでください。この本だけは読まないと後悔します。 綾辻行人のデビュー作にして最高傑作のミステリー。 講談社文庫。新装改訂版（字のポイントが大きくなっています）2014年23刷発行。帯付。 線引き書き込みなし。