パパは牛乳屋

書き直し中。パパは牛乳や。引兼憲史・著。 パプワニューギニアとパパは牛乳屋はとても似ている。恋は一途と小岩井チーズも似ている。なんて事は無いこの本はダジャレの本です。オヤジダジャレギャグの連発です。 人気漫画家引兼憲史さんのまさかの傑作ダジャレ集です。 今から7年ぐらい前でしょうか、私はこの本を新宿の紀伊国屋書店で見つけました。もしかしたら見つけたのはその時のいっしょにいたKさんだったかもしれません。 とにかくページをめくったその時からこの本を閉じることができなくなりました。類似語？とても言うのでしょうか？ 似たような発音で全く意味が異なる文章を比較する。例えば、パパは牛乳屋とパプアニューギニア。 発音的は似てますでしょう。 そんな言葉が羅列されている本でした。 なぜかこれに二人してハマり、あの厳粛な書店の中で2人でクスクスクスクス何度も笑ってしまいました。そのうち周りの迷惑そうな雰囲気に耐えきれなくなり、こりぁ〜まずいと思い、やむなく本を買って店を出たのを覚えています。 その後、二人で電車に乗りまたこの本を開く。クスクスクスクス笑いだす二人。それぞれが、この本の中で気に入ったところを開き、相手に教えっこしだす始末。 電車内の人が怪訝な顔をしているのはわかっていたのですがどうしても笑いが止まらない。でも、いいかげん車内の空気が悪くなったのを察した私はこの本を閉じました。 そして他の本を読み出しました。しかし ｋさんは終わらなかった。その後も引き続きこの本を開き笑いながらその箇所を私に指し示すのです。 正直私は知らない人のフリをしたかった。 その後も、Ｋさんの、「ここ面白いでしょ」動作をうまくかわしながら最寄り駅に着いたのでした。いやーまいったまいった。 それぐらい腹がよじれる面白い本です。

十角館の殺人

十角館の殺人。綾辻行人。講談社文庫 私的に言って日本の本格ミステリー史上最高傑作と思っている本です。約10数名の方に勧めましたがすべての方が絶賛してくださいました。ミステリー好きはもちろんミステリーをあまり好まない人でも面白く読めるようです。小説を娯楽と考えて読める方ならどなたでも楽しめる本格ミステリー小説です。 ちなみに「本格ミステリー」とはアリバイ、トリックなどがその犯罪を解く重要なポイントになる、そしてそこが本格ミステリーの味わいどころとなります。あなたが本格ミステリーにハマるかはまらないかは定かではありません。しかしこの本だけは読んでおいて損はないと思います。 （ちなみにこの文庫本は版がやや古いため字の大きさが少し小さめになります。予めご了解の上お求めください）

ジャンプ

ジャンプ。 佐藤正午。 光文社文庫。 数年前この本を初めて読んだときの驚きは今でも覚えています。面白いとにかく面白い。 その夜、主人公はショーウィンドウのスニーカーに惚れてしまった。衝動買いだ。この時お金が足りなくてそばにいた彼女にお金を借りた。それで彼女はタクシーで帰るお金がなくなった。仕方なくバスで帰ることにする。 そこで運命の歯車が狂い出す。 彼女が乗ったバスに偶然元彼が乗っていた。 そして・・・。もしもその時にそのバスに乗っていなければ彼女が失踪する事はなかった。 ネタバレになるのでこの辺でやめさせていただきますが、とにかく読み出したら止まらないノンストップエンターテイメント小説です。ただこの本をすすめた人の感想が面白かった。男性にすすめたらみんな面白かった楽しかったすげえと言う答えでした。しかし女性にすすめたときの返事の半分以上が、「この男サイテー」というものでした。 ですので、もしかしたら男子限定のおすすめかもしれません（笑） ミステリーと恋愛を掛け算したような小説です。一応ジャンル的に言うと失踪小説と言うことになるようです。 本の状態・・・カバーの角々に痛みあり。帯なし。紙質にやや変化あり。

Presents

角田光代・著 双葉文庫。 角田光代版女の一生、という感じです。 生まれてから死ぬまでの間に私たちはたくさんの愛情を贈られて生きていく。 その成長の時々におけるプレゼントのシーンを連作短編で綴ったものです。プレゼントはモノとは限りません。ある意味、モノ以上にステキなプレゼントがあることを私は知りました。 私は男ですがとてもステキな物語だと感じました。おそらく女性が読んだ方がより深く味わうことができるでしょう。 ほのぼの、しんみり、ジーン、爽快！などの気分になりました。 人生っていいなぁと思える一冊です。 読後、多分、この本を誰かにプレゼントしたくなると思います。

永遠のゼロ（０）

百田尚樹・著。 講談社文庫。 『「娘に会うまでは死ねない、妻との約束を守るために」。そう言い続けた男は、なぜ自ら零戦に乗り命を落としたのか。終戦から60年目の夏、健太郎は死んだ祖父の障害を調べていた。天才だが臆病者。想像と違う人物像に戸惑いつつも、1つの謎が浮かんでくるーーー。記憶の断片が揃う時、明らかになる真実とは。』 以上、本の裏表紙の紹介欄よりそのまま引用。 未読の方がいらしたら、ぜひ読んでください。 物語の面白さに引きずられて、現代に生きる我々を、 タイムマシンに乗せて、ハラハラドキドキと色々な苦悩を体験させてくれます。 本の厚さはかなりありますが、全く気になりません。 一気読み間違いなし。

田村はまだか

朝倉かすみ・著。 光文社文庫。 この本はR40です。はい、40歳以下の方にはおすすめしません（笑） と言うキャッチフレーズで売り場で売っていました。なぜならここに登場する登場人物は40歳のときに開いた同窓会の事が中心となっている。そして、各自の学校卒業してからの振り返りが描かれている。 その振り返りの中に人生の甘い辛いが入っている。 もし読者が40歳以上なら感情移入しまくり間違いなし。 きっと人生の良さを再認識してしまうでしょう。 だから、40歳以下の人でも読めますが、この物語の面白さの奥底が感じられないかもしれない。 ということで、R40なんです。 決して、中年のいやらしい色恋話じゃありませんよ（笑）

四日間の奇蹟

浅倉卓弥・著 宝島社文庫。2004年7刷。帯なし。状態は古本として「並」ぐらい。 この本はミステリー好きの人の中で知らない人はいないでしょうと言ってもいいくらい有名な傑作ミステリーです。私はこの本を読んだときにエンターテイメントと言うのはこういうことを言うのだととても深く思った記憶があります。ほんとに娯楽小説なんですけども唸るほど面白い小説になると娯楽小説といえども一級品があるんだということがわかりました。冒頭のとてもきれいな書き出しから一気に最後まで読んでしまう人が多いと思います。どうかミステリー市場に燦然と輝くこの傑作を読み逃しのないようにお願いいたします。

国語入試問題必勝法

清水義範・著。 講談社文庫。2002年27刷発行。帯なし。 本の内容・・・パスティーシュ小説の第一人者清水義範さんの代表作と言ってもいいかもしれない（と私は勝手に思っている） パスティーシュ小説とは早い話その小説の原型があってそれをパロディー化したものである。 この本はパスティーシュ小説と言う枠に入れて良いかどうかわからないが、世の中の有名な人の話を想像と空想と妄想で面白おかしく作り変えていく話である。 (でもこの短編集の中で面白いのは表題作の国語入試問題必勝法） 元プロ野球のヤクルトスワローズの選手だった古田さんが引退した後あるテレビ番組で言っていました。「私はこの本を読んでいたらおそらく大学受験でもっと上のランクの大学に合格したと思います。なぜなら私は国語がすごく苦手だったからです。しかしこの本を読んだら苦手と言うのではなく大学入試の国語の問題には必勝法があったということを知らなかっただけだとわかりました。とても悔しいです」 というとてもユニークな感想を述べていました。 そうなんです、この本の中で書かれている大学入試問題の分析を読んだら、思わず顔が、ふふふふっとなり、自信に満ち溢れるのです。 世の中にこんな小説もあるんだということを知るだけで、視野が広がります。 おすすめです。

聖の青春

この本のハードカバーはずいぶん前に発売されていた。その当時初めてこの本を手に取ったとき、写真に写っている智の写真がとても印象深かった。理由を知らない私はその表情をよしとしなかった。だから買わないでいた。そしてここ最近映画化になると言うことでこの本が再ブームになった。遅まきながら先に映画を見た。とても感動した。だから原作のこの本を読んでみたい。さらにさらに感動したわ。この本は小学生から大人まですべての国民に読んで欲しい本だと思います。1人の少年の激烈人生をぜひ読んでみて欲しい。そこには命の尊さとか、夢を持つ大切さとか、青春の情熱とか、親の愛とか、いろいろ入ってます。これを読まずに死んだらもったいない。

読み聞かせる戦争 新装版

今この時期に1番読んでいただきたい一冊です。戦後70年、薄れていく記憶。後世に伝えなければいけないことがたくさん書かれています。 この一冊が、体験を超えた実感を永久に遺す。 「きけわだつみのこえ」「神聖喜劇」「はだしのゲン」「夏の花」など今こそ貴重な日本人の「財産」27作品を収録。CD付きです。

「ニンジンから宇宙へ」Ⅱ　答えは循環の中に

身近な土と生命について目からウロコを落としてくれる本。 循環農法の実践者が書いたその実態と知らない人への警鐘となる本。 この意識がないと日本の種億文化はダメになる。そして体がおかしくなるから国が亡ぶ。 そこまで心配したくなるほど、今の一般的な農法はおかしい。 この本読んで目を覚ましてほしい。 本の状態・・・所々、部分的に集中して「線引き書き込みあり」 付箋とページの角の折り込みも少しあり。初版。帯なし。

成功のバイオリズム［超進化論］　あきらめなければ人生は必ず好転する

熱い、とにかく熱い一冊です。 人生で何かを成し遂げたい方、夢半ばで挫折しそうな人、ぜひ読んでほしい！ この中に出てくる「超進化論」は、 そんなあなたの背中を100万馬力で押してくれる本。 本の状態・・・線引き書き込みバリバリあります。付箋も半端なく貼ってあります。 売るのが惜しくてたまらない本です（笑） 田中克成／著　　きずな出版／刊。

背後霊の不思議

M・H・テスター／著。　潮文社／刊。 本の状態・・・線引き書き込み多数あり。付箋も多数か所貼り付け。帯に傷みこすれあり。 本の内容・・・人生で運をつかむ方法。幸せになる方法。運をつかむための心の持ち方。幸せになるための心の持ち方、毎日の過ごし方。 「タイトルはいまいち怪しいけど。隠れた名著ですよ」

発酵道

日本酒の酒蔵「寺田本家」当主寺田啓佐氏が書いた本。 斎藤一人さんのお墨付き。 酒蔵の微生物に学ぶ人間の生き方。 この酒蔵に見学に行きました。 とてもおいしいお酒でした。 体に優しいお酒でした。 寺田さんのファンになりました。 本の状態・・・線引き書き込み多数あり。

「私らしく」働くこと

一田憲子／著　　マイナビ／刊。 本の状態・・・線引き書き込み多数あり。 本の内容・・・生き生きと働くためのヒント集。さまざまな世代の女性の仕事の話を収録。 「自分らしく働くことをあきらめたくない人」ぜひ読んでみてください。

「成功」を呼び込む9つのマス

今泉浩晃／著　　ぜんにち／刊。 本の状態・・・線引き書き込み多数あり（巻頭から85ページまで）86ページ以降は線引き書き込みなし。カバーの背や淵周りに薄い黄ばみあり。 本の内容・・・頭がぐちゃぐちゃになってしまったときに、この９マス目の前に置く。 なんでもいいから思いついたことを適当にマスに書き入れていく。次々と言葉が浮かんでくる。それもどんどん書いていく。書けば書くほど浮かんでくる、広がっていく。 不思議なことに、頭のなかが整理されてくる。 いつの間にか答えが見えてくる。

運命のしくみ　成功のしくみ

ダン・ミルマン／著　　徳間書店／刊。 本の状態・・・線引き書き込み多数あり。付箋貼り付け多数あり。 本の内容・・・これまでに書かれたあらゆる宗教・真理・哲学の最良のエッセンスを結集して、人生に活用できるメソッドに生まれ変わらせた後世に残る傑作！

瑠璃色の涙

本の状態・・・線引き書き込み多数あり。付箋の多数貼り付けあり。 カバーの背、やや色褪せ。カバーの角々傷みあり（読み込んだ形跡あり） 内容・・・人はなぜ生まれてきたのか。 人間は死んだら終わりなのか。 かなり重たいテーマです。 しかし舞台は現代社会、主人公は平凡なＯＬ。 ブラック企業、セクハラなどなど身近な話。 読みやすく、物語の面白さに引っ張られぐいぐい読まされていく。 そしてその奥にあるものは・・・。 自分を深く見つめ直したい方。 人生や仕事に行き詰まりを感じている方おすすめです。

日曜日の夕刊

本の状態・・・線引き書き込み多数あり。付箋の貼り付け多数か所あり。 カバーと帯の背に色褪せあり。 内容・・・家族、学校の友人、など身近な存在との日常で起こる小さな軋轢。ハートウォーミング短編集。読み終わったとき、そのときもし身近な誰かとけんかしていたら、自分から謝りに行きたくなる物語。佐伯の超おすすめ本の一冊。 ハードカバー。1999年初版発行。帯付。

督促ＯＬ修行日記

本の状態・・・線引きがある個所だけ集中的にあります。それ以外は線引きほとんどなし。 付箋、多数貼り付けあり。 内容・・・傑作。申し訳ないがこんな笑った本はめったにない。著者や同僚の方にはたいへん申し訳ない。現実とは思えない「クレジットの回収業務」の大変さがものすごくわかりました。自分な胃が痛くなるだろうと思うことたびたび。 地獄のような毎日をつづった日記だ。 しかし、後半の著者の変化の様がすさまじい。 前半はお笑い、後半は立派なビジネス書、という感じでとらえました。 世の中には大変な仕事に従事して追い込まれている方がいると思う。 その人達にぜひ読んでほしいです。

40字要約で仕事はどんどんうまくいく

商品の状態・・・線引き書き込み多数あり。付箋、多数か所貼り付けあり。 カバーと帯の背が色落ちしています。 本の内容・・・仕事ができないサラリーマンがいました。その人がこの著者のセミナーに参加しました。とても要領が悪く出世どころかリストラの対象になりかねない状態だった。 その人はこのセミナーで学んだことを愚直に実行した。とにかく「要約」をし続けた。最初は全くダメだった。しかしこの人はあきらめなかった。愚直に毎月このセミナーのアフターとしてこの著者に「要約」したものを送り続けた。すると少し変化が見られた。 やがて数年後彼は会社の重役人まで出世していた。 この本は「要約するという行為」がいかにビジネスにおいて、いや、人とのコミュニケーションにおいて有効だものであるかを教えてくれます。 実践的ビジネス書です。隠れた名著。

つまづいたら、いつもの逆をやってみよう

本の状態・・・線引き書き込み多数あり。 内容・・・逆転の発想。ピンチはチャンス。起こった出来事を別の角度から見る。 この考え方ができれば心が軽くなる。

読む力は生きる力

子供が本を読むことの大切さは誰もが口にするが、突き詰めて考えると、それはなぜなのか、心底から納得できる答えを教えるのは案外難しい。 長年、大学生を教え、「子どもの本の会」を主催してきた著者が、このテーマに正面から取り組み、たどり着いた成果を、公園のような柔らかい語り口でとく。 現在はスマホを始めとする様々な便利な文明の機器により人間の脳が知らぬ間に変えられています。本を読むことで自分の頭で考えること、想像力を鍛えること、など人間本来の力を自然に鍛えることができる読書をしなくなるととんでもないことになります。 このままだと根本的に人類の生態が変わってしまうような気がします。 その危機感からこの本を手に取り読んでみました。 この本で、「読書の力」を再認識していただき、ぜひ読書普及してほしいと思います。 今こそ子供に本の力を伝えるべきだと思います。 本の状態・・・線引き箇所は少ないです。この本の要点の思われる部分に線を引きました。

フライト・ゲーム

本の状態・・・線引き書き込み多数あり。 内容・・・高校生の男女二人に「未来からのアドバイス」が来る、という設定。 今の自分ができたのは「過去の自分の行動の結果。 ならば「自分の未来」をつくるのは「今の自分」 高校野球の監督だった時に、弱小チームを２回も甲子園に導いた実績がある著者のユニークな高校生青春自己啓発小説。 熱くなります。 ぜひお若いうちに読んでおいたほうがいいと思います。